電車の座席。
なかなか席を譲るという行為が出来なかった頃、
都心の平日のぎゅうぎゅう詰めの車中で、
小さな子供2人連れた若いお母さんが疲れた様子で立ったまま
手を引いていた子にパンをあげるのを見て
今だっ!と声をかける事が出来た。
子供2人が坐れてとても喜んでくださり、
降りるときは私に声をかけて譲り返してくれた。
なんだかそれがとても嬉しい体験で、
調子に乗って
それからことあるごとに席を譲るようになった。
相手を察することが下手で
たまに断られることもあるが、
(まだ若いとか、次の駅で降りるからとか)
挨拶と同じで、
反応が無くても、
好きでしています。
あの嬉しそうなお母さんが忘れられなくて。